フックジョーデザイン研究所について
釣りを趣味とする二人で作ったデザイン会社。
初芝高等学校デザイン科を経て大阪デザイナー専門学校を卒業後、広告業界でグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活動しながら、イラストレーションも手がけてきた木村 圭一(きむらけい)が、1996年グラフィックデザイナー/ライター/キュレーターを兼任するディレクターのパートナーと共に、デザイン事務所「フックジョーデザイン研究所」を設立。NPO法人の団体と共に音楽や芸能のイベントも開催。
近年では海の京都舟屋で有名な伊根町の町おこし活動の一環として伊根町観光協会様と共に、川の整備を手掛け、フライの雑誌社様刊行「フライの雑誌」No.145号に記事をご掲載いただいています。
社名について
「フックジョー」(繁殖期になると鈎状になるサケのオスの顎の意味)に、常に探究心、向上心を持つ為「研究」し続ける意味をこめて研究所としました。
「魚」+「圭」=「鮭」という遊び心から代表の木村 圭一(きむらけい)から一字取った「圭」をロゴマーク化。90度回転させ、魚の骨のように見せています。
「ジオアートワークス」は、木村 圭一(きむらけい)代表のフックジョーデザイン研究所の芸術部門として2006年に設立。自然観察や現地取材を真摯に行い、高度な技術表現力を有する5名からなるワイルドライフアート作家集団です。
「ワイルドライフアート」という芸術作品を通して、自然の美しさや素晴らしさ、かけがえのなさを訴えかけ、多くの方々に自然に対する関心を持っていただくことを目的に活動しています。
日本各地で展覧会とワークショップ、講演を開催し好評を博しています。
2015年からは企画公募展として共通の好きなテーマ(オオカミ・キツネ・ドラゴン・野生ネコ科など)お客様と作家様が集えるサロン型の展覧会を年3、4回実施。作品グッズ展示販売の他、作家がお客様のリクエストで目の前で描く有料スケブ(コミッション)・ワークショップも開催。
「ワイルドライフアート」とは1970年代にアメリカ・カナダで確立された、野生動物をモチーフにした芸術分野です。
近年では絵画のみにとどまらず、写真、立体、パフォーマンスなども含むようになりました。
共通しているのは動物や生息地の環境に対する観察、洞察力に基づいて制作されている点です。
活動主旨
生物学、博物学的な観点に基づいた芸術性の高い作品を制作、公開。
多くの方々に自然への関心を持っていただき、自然への思いやりの心を育てることを目標とし、
自然保護のアピールを広く行います。
展覧会のグッズ販売収益の一部をWWFジャパン世界自然保護基金に寄付、
2011年より震災復興支援として日本赤十字社と日本動物園水族館協会を寄付先に追加しました。
活動内容
1.作品制作
対象とする生物の生息地に赴き、写真・動画撮影・スケッチなどの膨大なデータを収集、
科学者の目を持った綿密なフィールド調査をもとに、緻密な技法で作品を組み上げていきます。
2.ワークショップとセミナー
各作家を講師に絵画、立体物制作教室のご来場者様参加型のワークショップ、
取材で得た各地の生態系や環境問題等の講演会を開催しています。
使用する画材、ガッシュ(不透明水彩絵の具)を
ホルベイン工業株式会社様よりご提供いただいております。
3.企画公募展開催
気軽にアートに触れる機会を増やすため大阪市北区中津の「くまのみギャラリー」にて
お客様と作家様が共通の好きなテーマで集えるサロン型展覧会として企画公募展を年3-4回開催。
数年に一度東京でも開催しています。
作品グッズ展示販売の他、大阪の会場ではお客様のリクエストで目の前で描く
有料スケブ(コミッション)や作家が講師のワークショップを開催。
有料スケブ・ワークショップとも大阪会場はお客様からの参加費全額作家様お渡し、
作家様イベント開催費用・机や椅子、電源使用は無料。
ジオアートワークスメンバー
アメリカ合衆国アラスカ州の野生動物を絵画で表現
きむら けい Kei Kimura 作家HP
1967年大阪市生まれ。初芝高等学校デザイン科を経て大阪デザイナー専門学校を卒業。広告業界でグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活動。1996年、グラフィックデザイン会社「フックジョーデザイン研究所」設立。2006年、フックジョーデザイン研究所の芸術部門としてワイルドライフアート作家集団「ジオアートワークス」設立、代表を務める。1992年に初めて訪れたアラスカで、手付かずの自然が数多く残るこの地に深く感銘を受け、厳しい大自然の中で生きるアラスカの野生動物達の絵画を制作。毎年現地取材へ。ガッシュ(不透明水彩)で、アラスカの雄大で美しい大自然を足元の小さな植物や小石にいたるまで精密に表現し、毛並みの質感までリアルに生き生きと描かれた野生動物達には、アラスカに対する畏敬の念と、愛情に満ちた温かい眼差しが感じとられます。長年のアラスカ取材で、数少ない手つかずのままの大自然を未来の地球に残したいという思いを込め、アラスカに生きる動物達を描き続けています。
ペーパークラフト(紙細工)で
昆虫の生態を立体表現
斉藤 卓治 Takuji Saito 作家HP
1956年京都府生まれ。一枚の紙から、リアルな昆虫達を生み出す。いつか草むらで鳴くコオロギの声を耳にした時、バイオリンを一生懸命演奏する紙のコオロギを思い出してもらえるような、人の心に長く残る作品制作を目指している。関西を中心に活動。ギャラリー会場での制作実演や、子供達にペーパークラフトを指導。花にとまり蜜を吸う蜂や可憐な蝶達、草の上で休んでいるウマオイやバッタ、堂々とした風格で木の幹をのし歩くカブトムシなど、様々な種類の昆虫達をリアルに紙で制作。ほぼ実寸大の昆虫達がコーヒーを飲みながら新聞を読んでくつろいでいたり、楽器を楽しそうに演奏したりと、ユニークに擬人化された作品シリーズも発表。昆虫達の繊細な触角、足の先、羽の質感まで綿密な取材を元に表現されています。絶滅してしまった昆虫も数多く、作品を見た子供達に、身近な足元にいる昆虫達に興味を持ってもらえるきっかけになることを望んでいます。
近年は2代目の斉藤 健輔と共に活動。
木板に木目を生かした木彩画で
日本の渓流魚を絵画で表現
佐藤 忠雄 Tadao Sato
日本の身近な自然の情景がテーマ。ヤマメやイワナなどの日本に生息する魚達、水辺に集う鳥、昆虫や花などをモチーフにしています。
偶然立ち寄った様々な木材を販売する店で、面白い木目の一枚の板を目にとめ、木目そのものが、渓流を流れる清らかな水面のゆらめきやきらめきに酷似していることに気が付き、板の上に数匹のヤマメを精密に描くと水中で生き生きと泳ぐヤマメの姿をリアルに表現することができました。「木彩」と名付けた、木板に直接描く手法を発表、 多くの方々の注目を集め、話題となっています。「木彩画」は、渓流の水の清々しさ、透明感、きらめきが見事に表現されており、その中を泳ぐ魚達はとても美しく、生き生きと描かれ、見るものの心を癒してくれます。美しい流れの中で、魚達が安心して泳ぎ、産卵して子孫を残していく。生命の営み、本来の自然の姿がふたたびよみがえることを願いながら描き続けています。
使用済み割り箸を使った割り箸アートで
水中生物の生態を立体表現
小池 正孝 Masataka Koike
海や川の生物がテーマ。8本の腕を様々な方向にくねらせる大きなタコ、長いカラダを波打たせて今にも食いついてきそうなウツボ、カエルを食べている雷魚、美しい形をしたヤマメ、泳ぎ出しそうな鮭、ジャンプするムツゴロウなどが今にも動き出しそうにリアルに表現された作品は全てほぼ実物大、飲食店などで調達した使用済みの割り箸だけで作られたリサイクル作品です。割り箸の木質の濃淡によって生物の体の模様を表現。そのまま使用するとカビなどが発生するので、水にさらした後に半年間乾燥させます。こうして何千本という割り箸を寄木細工の手法で組み合わせ、生き物の形に丁寧に削りあげます。リアルな作品制作には欠かせないフィールド調査を数多く繰り返すうちに、水辺の環境が年々悪化していることに気がつき、もとの美しい自然環境を取り戻せるよう「四街道メダカの会」を設立し、東京湾三番瀬をラムサール条約に登録するための署名活動をしています。元四街道市長。
花や昆虫、魚、動物や鳥など
主に日本の自然生物を写実絵画で表現
狼 林 Rou-Rin 作家HP
主に日本の美しい自然の中に生きる動植物がテーマ。精密に描かれた作品にはどこか温かみがあり、慈しみのまなざしが感じ取られます。日本におけるワイルドライフアートのさきがけとして活躍。水族館や動物園の博物標本画制作を専門にしてきましたが、現在その活動範囲は広く、絵本の挿絵、図鑑の生物画、水族館や動物園などの壁画や書割、掛け軸、映画のポスターなど多岐にわたります。精密な作品は、対象とする動植物の生息地を訪れ、フィールド調査を積み重ねることによって生まれてきます。奥深い山や森に分け入り、何週間も取材をすることもあります。自然界の美しさ、厳しさ、優しさを自身が体験することにより、作品に輝くような生命力を宿すことができるのです。取材で体験した、大自然の中での神秘的なできごとを講演し、多くの方々に楽しんでいただいています。また日本の奥深い山岳渓流に生息する天然イワナの調査と保護活動にも力を入れています。
招待作家(敬称略)
サケのふるさと千歳水族館
ジオアートワークス企画展
サケのふるさと千歳水族館
ワイルドライフアート
「サケの森〜巡る命の旅〜」
2020年8月29日-9月27日
かきはらひとみ
エアブラシとバーニングアート(焼き絵)で動物達を表現
くもざる
パステルでネコ科などの動物達を絵画で表現
武内朋之
北海道のサケ・マスの生態系をボールペンを駆使した絵画で表現
musca
羊毛フェルトと色鉛筆画でオオカミなどの動物達を表現
ジオアートワークスWILDLIFE ART企画展
花博20周年特別企画
「ワイルドライフアート2010 緑豊かな地球を考えよう」
大阪市「咲くやこの花館」2010年9〜10月開催
アメリカ合衆国アラスカ州の素晴らしい魅力を伝える
ALASKA会隊長
佐竹 宏治
様々なメディアにも紹介されているアラスカの写真を常設展示。
アメリカ合衆国アラスカ州の文化や環境を研究
松浦 宏之
アラスカの村の環境にまつわるトークショー&
フルート奏者太田 里子氏、ピアノ奏者鷲野 彰子氏の演奏で
氏が翻訳した極北の民話・環境がテーマの絵本を朗読するコラボイベント開催。
極北の野営飛行家、作家、写真家
野営飛行舎
湯口 公
アラスカ飛行体験トークショー&
小型飛行機ハスキーから撮影したアラスカの写真を常設展示。
松前 公高氏(元SEGAゲームミュージックバンドS.S.T.
BANDの
シンセサイザー奏者。「おしりかじり虫」を共同作曲)と共に
映像と音楽のコラボイベント開催。
フライヤーデザイン
フックジョーデザイン研究所